介護の人材不足は、ずっとです。
他の業種は給与を上げていますが、介護は、、、、、処遇改善手当などで上げているものの見劣りする。
介護保険制度、介護報酬で縛られている以上、なかなか上げられない。
そんな中、日本全体が人手不足になってきている。
色んな業種との人材の取り合いです。
国として、そのうち手を打たざるを得なくなるでしょうが、それはまだ先な感じがしています。
そんな中でも、人材確保をしなくてはならない。
その一つの方法として、外国人雇用は必須だと考えています。
では、どの国から雇用をするのがいいのでしょうか?
現状は、上記のようになっています。
選ぶ基準として、私はこれからのその国の高齢化や人口動態などをみています。
これから高齢化が進んでいく国は、母国で働くようになってきます。
その為、短期間の雇用を考えるのであれば、そのような国からの雇用を考えるのも良いかと思います。
外国人雇用での課題は、言葉と文化です。
できれば同じ国から、雇用をし続けるのが良いと考えています。
それは、同じ国から雇用をしていけば、先輩が教えることができるようになるので、継続的な雇用に繋がっていくので。
色んな国から少数ずつ雇用していくのは、教えるのが大変なのでお勧めしません。
私が在留の方も含めて雇用したことがあるのは、フィリピン、中国、ベトナム、韓国、インドネシア、アメリカ(ハワイ)の方たちです。
あくまでも個人的な見解ですが、
フィリピン、ベトナム、インドネシアの方は、明るい人柄で馴染みやすいイメージです。
中国の方は、母国で介護事業を始めようと考えている方もいるので、熱心なイメージです。
韓国の方は在留の方だったので、母国に帰るとかはないようでした。とても真面目なイメージです。
アメリカの方は、一人だけだったので何ともわからないです(苦笑)
というように国によっての特徴があるのかと思います。
その方たちに、日本人のことを聴いたら、真面目で勤勉と言われました(笑)
あとは宗教のこともあります。イスラム教は豚肉は食べません。アルコールは飲まない。お祈りが一日4回ある。年に一回ハラルと言って日が出ている時間は飲食しない時期が一ヶ月ほどあります。
インドネシアは9割がイスラム教の方です。
次に、どの制度を使って、外国人雇用を進めていくかがポイントになります。
上記の4つの方法があります。
特徴は上に書いてある通りですが、、、、、、他の部分としては、①EPAは後から始めるにはハードルが高い(枠が決まっており、受け入れるのに至らない)、②在留資格介護は、要は留学生で日本語を勉強してから、介護福祉士の専門学校に行って、介護福祉士を取ってから働くイメージ。
③技能実習は、日本で技術を学んで自国で活かすという目的なので年数ごとにステップアップの仕組みが必要で、転職ができない。
④特定技能は、雇用したら日本人と同等に介護で働くという仕組み。その為、特定技能で働く前に、日本語・介護の日本語・介護技能のテストの三つの項目を満たす必要があるので、一定水準の能力は持っていないと働けない。転職可能。
私自身は、②留学生と④特定技能に関わったことがある。
②留学生(在留資格介護)は、先ほど書いた通り、来日してから日本語学校に行き、その後、介護福祉士の専門学校に行く、その後、正職員として働くという流れだった。
その為、時間が掛かるので、私は中期的な採用手段だと考えていた。また貸し付けなども法人でしていた。
④特定技能は、母国で勉強をして3つの項目を満たしてくるので、すぐに働いてもらうことができた。ただ現実は、日本語は挨拶レベルなので、日本語の能力向上への仕組みが必要。きちんとした所から採用したので、仕事自体は1~2ヶ月で仕事はできるようになった。
そこから記録や申し送りができるようになって、やっと夜勤勤務となる。
外国人雇用を進める上での、大事なポイントは、生活面も含めて受け入れを行なうという事。
自分が外国で働くことを想像してもらえるとイメージができるかと思います。
言葉が通じないところで、衣食住を自分で揃えて、仕事も覚えていく。簡単に帰国するわけにいかない。
なので、私自身は、日本のパパというイメージで受け入れていった。
これからの人材確保において、外国人雇用は必須です。
具体的に進めていくには、
・どの制度を活用するか?
・どこの国から採用を進めるか?(というよりどこの仲介業者と組むかという事になるかと思います)
※実際に受け入れている事業所などに見学や聴いたりして、準備をするのが良いです。
私は、特定技能、インドネシア(イスラム教)というキーワードの相談ならいろいろと乗れます。
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